そうだ、お遍路行こう③ いかに荷物を少なくするかの戦い・洋服も大事
女子は荷物が多い
私は普段から比較的荷物が少ないタイプなのでまだ良いのですが、カブでの女子旅はいかに荷物を少なくするかの戦いです。今回は私の装備のご紹介。
まずはバッグを2つに分けよう
カブの後部に追加レンタルで荷台を付けたものの、スクーター座席部分の収納力と比べるとたかが知れています。また、昼間のお遍路中に頻繁に必要な荷物と夜に宿でしか使わないものに分けてしまえば、頻繁に荷台を開ける必要もなく、時間短縮にもつながります。
荷台に入れっぱなしのボストンバッグは短期出張の時にも大活躍してくれているLONGCHAMPにしました。
そして、昼間ずっと持ち歩くのはOUTDOORのリュック。これも休みの日に普段から活躍してくれていたもの。リュックなら背負いながらバイクにも乗れますし、お寺でろうそくやお線香を出す時も両手が空くので楽です。
OUTDOOR PRODUCTS(アウトドア プロダクツ) DAY PACK 452U FUCHSIA(PINK) 452U
- 出版社/メーカー: OUTDOOR PRODUCTS(アウトドアプロダクツ)
- メディア: ウェア&シューズ
- この商品を含むブログを見る
旅行なんだからファッションも気にしたい!
バッグの中身の話の前に、ボストンバッグの半分近くを取った衣類の話。いくら1人旅とはいえ、ファッションも気にします。
白衣を着ることも考えたのですが、バイク遍路は汚れやすいとのブログを見たことがあるのと、お遍路さんを逆手にとって男性から嫌なことをされたという方も居たようなので、潔く普段着で回ることにしました。
また、5月のお遍路とはいえ、1000m近い山道もあるので、体温管理を間違えると命取り。(いやマジで。)
アウター
裏地がフリースのマウンテンパーカーを選びました。昔、高尾山に登るために買ったもので、チチカカで5,000円ぐらいだったと思います。表のナイロン生地と裏地のフリースが取り外せるので、体温管理にもってこいですし、↓みたいな色だったので、森の中でも熊に間違われる心配もありませんでしたw
長袖カーディガン
バイカラーのアクリル生地の冬用カーディガン。程よく薄手で畳むとコンパクトだし、シワになりにくい。洗濯機で洗えるタイプだったので、ガンガン洗えるのも良かった。
インナー
半袖Tシャツ(NIKEロゴの黒Tと無地の白T)を計2枚と長袖Tシャツ(ボーダー)を1枚持っていきました。
ボトム
スキニータイプのボーイフレンドタイプのデニムをローテーションで履いていました。また、宿用に薄手のステテコを1枚持っていきました。
下着
ゲストハウスに泊まる際やコインランドリーで他人様に見られたら恥ずかしいかも…と思い、ブラジャーはブラトップ3枚で代用しました。ブラトップなら上に何か羽織れば、宿でもウロウロできるのが助かった。また、おパンツもひらひら~な可愛いものは乾燥機にかけられず困ると思い、コットン地のシンプルなものを3枚でローテーションしていました。
靴下
これも3枚でローテーション。
靴
カブに乗る&山道を歩くので、一番履きなれたNIKEのスニーカーを履きっぱなし。ただ、宿周辺をウロウロする時やスニーカーに何かあった時のためにROXYのビーサンも忍ばせておきました。
ボストンバッグの中身
ざーっと箇条書きしちゃいますね。
- 着ていない衣類たち
- 予備のハンカチ2枚
- ヘアアイロン(激しいくせ毛のため、どうしても必要)
- 1dayコンタクトレンズ×11枚(予備込)
- トラベルサイズのシャンプー(足りなくなったらドラッグストアで買い足し)
- トラベルサイズのスキンケア品(オールインワンタイプ)
- メイクアップ品(SPF50の日焼け止め、肌色のフェイスパウダー、アイブロウペンシル、クリームチーク・リップ)
- 折りたためるエコバッグ(コインランドリーの着替えを入れるのに便利)
- 折りたたみ傘
- バイク屋さんでレンタルしたカッパ
- お賽銭の5円玉×176枚(本堂と大師堂が88か所分)
- 納経のお礼100円玉×264枚(1寺300円が88か所分)
- 自宅のカギ
これでほぼパンパン。昼間は鍵がかかるカブの荷台に入れっぱなしでした。
リュックの中身
こちらもざっと書き出します。
- 納経帳
- ろうそく
- 線香
- ライター
- お札176枚(半分ぐらいは出発前に書いて、残りは宿で書いていました)
- お寺用小銭入れ
- お札用筆ペン
- 普段使いのお財布
- iPhone
- iPhone充電器
- ハンカチ
- ティッシュ
あとはこれにヘルメットです。地図を持つことも検討したのですが、少しでも身軽になるためにAppleとGoogleに命を預けました。あとは何かあってもお金で解決するつもりで行きます。
さあ、荷物が揃ったらいよいよ出発です!
そうだ、お遍路行こう② まずは移動手段
行くと決めたら移動手段
そんなわけでお遍路行きを決めた私はまず、一番札所のある徳島県への移動手段とレンタルバイクの予約を検討し始めました。
東京⇔徳島の移動
お休みは5/15まででしたが、翌日の仕事に影響を及ぼすわけにはいかないので、5/4~14の11日間で日程組。仮に何かあっても国内だったら1日あればリカバれるっしょ。
私のお家は神奈川ですが、目の前の多摩川を渡ってしまえば東京。羽田空港から飛行機か、有明からフェリーの2つが候補になりました。
飛行機
- メリット
- 移動時間が短い!
- マイルが貯まる。
- デメリット
- GW真っ只中で予約が取れるのか。
- 安くない。
フェリー
- メリット
- フェリー内レポも楽しそう♪
- レディースルームもある模様。
- 片道9,140円と安い。
- デメリット
- 有明~鳴門まで18時間かかる。
- 天気が悪いとめちゃくちゃ揺れる。(ただし、10度以上傾くと傾き割引があり)
- 鳴門港からバイク屋さんへの移動手段が乏しい。
以上を踏まえ、お遍路の時間を少しでも長く確保するため、往復34,870円の羽田⇔徳島ANA便を利用することにしました。
レンタルバイクの予約
現地移動手段が決まった後は、1番札所がある徳島県のレンタルバイク屋さんを探しました。
私が持っている運転免許はAT限定普通車。50cc以上のバイクは運転出来ないので、その条件で探し当てたのはベストバイク鳴門店さんでした。
ベストバイクさん、とにかく料金が安いんです。笑
一週間:7,560円
二週目以降一週間毎:3,780円
私はこれに後ろカゴを追加レンタルしたので、バイク代は13,000円程度で済みました。
友達のスクーターに乗って遊んだり、島根~鳥取をスクーターで旅行したこともあったので、スクーターなら余裕~♪とお店に早速お電話。
私「すみません、スクーターをレンタルしたいのですが…」
店員さん「旅行用ですか?」
私「はい、お遍路したくて…」
店員さん「スクーターだとね、山道がすごいからエンジン燃えちゃうから貸さないんです。カブなら大丈夫なんですが、いかがしましょう?」
…エンジンが燃える…だと?!
想定外でした。カブなんか乗ったことないし、大泉洋さんがギアチェンジをしくじってウィリーする姿しか頭に浮かばない。笑
けれど、思い切ってカブを予約。ただ、突然乗るのは怖すぎるのでYoutubeにアップされていたカブの乗り方動画を見まくってイメトレしまくりました。
可愛い女の子が紹介してくれるだけで乗りやすそうな気がしてしまいます。オヤジ目線。笑
また、貸し出し当日にベストバイクの店長さんが丁寧に乗り方を教えてくださったので、それも有り難かったです。
バイクのヘルメットは元々持っていたので、それを持参しました。
本当はジェットタイプが良かったのですが、以前購入した時はこのタイプしか売っておらず、勿体無いのでそのまま使います。
ZK-200 ヘルメット 装飾ゴーグル付きビンテージ(アイボリー/ブラウン)耳あて脱着可 【サイズ】57?60cm未満 125cc以下対応
- 出版社/メーカー: ザワキタオートパーツ
- メディア:
- この商品を含むブログを見る
理想はこちらのタイプですね。
この後は持ち物の準備について。
荷物が多くなりがちな女子旅、キャパが無いカブでの旅、この2つを上手く両立するコツがありました。
そうだ、お遍路行こう① 思い立ったが吉日
初めまして、お局なりかけOLのみっこと申します。
このブログを始めたきっかけは、私の好きな旅や美容のことで「ネットで調べてもよく分からなかったから実際にやってみた」ことをみんなも知りたがってるのかも!と思ったからです。
女子1人 四国八十八か所 バイクお遍路
そんなわけで最初はカブで巡る、四国八十八ヶ所巡りをご紹介。
女子が1人で!しかも50ccカブでお遍路してるなんて、側から見たら完全にヤバイやつです。笑
当時の私は結婚して半年経ち、そろそろ子供を…と考え始めたタイミングでした。子供が生まれたらエキサイティング系の旅はしばらく出来ないので、最後に何かやり納めておきたいという気持ちがあったのだと思います。
旅のきっかけ
私がお遍路さんをしたのは2016年5月のこと。5月のGWにくっつけて年次有給休暇を取ることは決めていたものの、4月の上旬になっても何をするか決めておらず…。
そんな中、日曜の昼間にやっていたブラタモリが道後温泉回の再放送でした。水曜どうでしょうバカでもある私は「はっっっ!!!」と閃いてしまいました。
そうだ、お遍路しよう!!!
私は無宗教です。クリスマスケーキを食べた1週間後には神社に初詣に行くようなフツーの思想の持ち主だと思います。けど、何か人生が変わるような予感がして仕方がなかったのです。
ただ、課題がいくつか。
- 四国に行けるのは5/4~15までの12日間。(5/3も休みだったけど、ダンスの発表会がすでに確定)
- 12日間も一緒に休める友達がいない。
- 予算は15万ぐらい。
- 運転免許は持ってます。けれど、ペーパー過ぎて車を運転するのは不安…。
結果、意を決してバイクで1人お遍路をすることにしました。総工程1,400㎞程度と考えると、時速30㎞で走っても50時間弱…行けると思ってしまうのがマゾ体質の怖さ。笑
また、いとうあゆみさんの「お遍路小娘」という本もなんとなく旅のイメージが湧いて、背中を押してくれたと思います。
この後は移動手段のお話を。。。